次男の出産予定日である2020年8月21日は、新型コロナの流行真っ最中です。
無事に逆子は元に戻り、出産まで1カ月を切ったので妻は出産に向けて準備を進めているわけですが、このご時世を鑑みて、なにか気をつけなければいけない特別なことはあるのでしょうか?
コロナ禍の出産は前例が非常に少ないと思います。
コロナ禍ど真ん中で出産を迎えるわたしの経験を伝えることで、現在出産を控えているあなたの不安を少しでも払拭することができれば幸いです。
この記事では、コロナ禍の影響が表れる場面を【出産の瞬間】と【入院中】に分けてみてみたいと思います。
準備をした結果としてわかったことは、病院には1人しか入れないため出産の立ち合いの瞬間に長男の居場所がないことが最大のポイントで、祖父母の活躍が不可欠だということです。
※わたしたちが選択した埼玉県の病院では1人の立ち合いが許可されましたが、立ち合いができないケースも多いようです
新型コロナの影響とは
新型コロナの影響を受けて、病院では強固な感染対策が実施されています。
そのため、妊娠中の定期健診においても妊婦以外の連れ添いが原則禁止とされており、旦那は産婦人科についていくことができません。
ですが、出産の瞬間については特別な対応が取られるケースがあります。
旦那が出産の場に立ち会えるかどうかは病院によって方針が異なるようなので、出産を控えているかたは事前に聞いておくとよいでしょう。
感染対策の方針は病院によるのですが、わたしたちが選んだ産婦人科のある埼玉の病院は、出産の瞬間の立ち合いだけは1人だけ病院に入ることが許可されるというルールでした。
一方、立ち合いを禁止する病院においても希望をすれば「オンライン立ち合い」ができる場合があるそうです。
「オンライン立ち合い」とは、LINEビデオ通話などを通じて出産に立ち会うことです。
命がけの出産には、母の精神状態が大きく影響すると聞きます。
電話を通じてでも、旦那の応援の声が届くだけでずいぶん気持ちが違うのではないでしょうか。
第一子の出産に立ち会った経験からも、旦那様は出産がどれだけ過酷なものか知るために通話だとしても現場の空気を共有しておくことが重要でしょう。
コロナ禍の出産で注意すべきこと
ここからはわたしたちのケース(出産に1人だけ立ち会うことができる)において、事前にどのようなことを考えてどのように計画を立てたのかを紹介します。
立ち合いが許可される以上、その1人とは絶対にだれにも譲らず旦那であるわたしで確定なのですが、注意すべき点としてじゃぁ長男はどうすればよいか?ということです。
病院の中に入ることができず、まだ3歳なので車で一人待っててもらうこともできません。
したがって、出産の瞬間は長男をだれかに預かっていてもらう必要があります。
わたしの場合には、家が病院から3kmほどのところに祖父母の家(旦那側・わたしの実家)があるため、預かっていてもらうようお願いをしました。
平日の昼間には保育園に通っていますので、陣痛がきて入院するタイミングによって関係者の行動が変わってきます。
このあたりのシミュレーションを事前にしておいて、60歳オーバーの祖父母でもわかるように簡単に動きを整理しました。
長男が保育園にいるときに陣痛がきた場合
平日の昼間、長男が保育園にいるときに陣痛が来た場合には以下の動きとなります。
【妻】
- がんばる
【旦那】
- 在宅ワークを切り上げて妻を病院へ
- 祖父母へ「18時になったら保育園お迎えよろしく」と連絡
- そのまま本陣痛まで車で待機、出産の瞬間には全力応援
【祖父母】
- 18時になったら長男のお迎え
- わたしたちの家で長男に遊んでもらう
すごくシンプルな流れです。
ポイントは、出産まで時間がかかるようであれば一旦わたしが車を走らせて祖父母と長男を祖父母の実家に送りにいくことも考える必要があるところです。
なので着替えやスプーン、ヨーグルトジュースなどの外出セットを事前に仕込んであります。
また、長男はいつもと何かが違うと察知したときにはトイレに行けなくなってしまう傾向があるため、オムツを10枚ほど詰め込みました。
長男が自宅にいるときに陣痛がきた場合
平日の夜~明け方、または土日に陣痛が来た場合には以下の動きとなります。
【妻】
- がんばる
【旦那】
- 長男を連れて妻を病院へ
- 出産までの間に一旦病院を離れて、長男を祖父母の家に送りに行く
- 病院に戻り、本陣痛まで車で待機
【祖父母】
- 祖父母の家でそのまま待機
- 出産まで長男に遊んでもらう
このパターンでは、わたしが一旦病院を離れることが必要となります。
ポイントは、夜中3時でも家を空けてもらう必要があるところです。
そして、最も難しいのが陣痛が何曜日に来るかわからないという点です。
本当はもっと別のやり方も考えられるのですが、祖父母が理解しやすいことを重視して今回はこの2パターンだけに絞りました。
ジジババはそれはもう協力体制ばっちりなので予定日前の2週間くらい夜中眠れないんじゃなかろうか…というところが本当に心配です
コロナ禍の入院中に注意すべきこと
出産を終えてからは1週間ほどの入院期間があります。
その1週間は、残念ながら面会が一切できません。
本当だったら毎日でも会いに行きたいところですが、我慢することが必要となります。
我慢すること以外にはどのような弊害があるのでしょうか?
届け物ができない?着替えはどうしよう
通常は入院期間に旦那や家族が妻の着替えを持って行ったりすることができるので、入院バッグの中身は少なくてすみます。
では、コロナ禍において【面会禁止です】と言われたらどうすればよいのでしょうか?
病院に確認をしてみると、どうやら病院の入り口で届け物として受け渡しをお願いすることはできます。
さすがにそこは対応してくれるようですね。
なので、面会ができないことによって特別準備しなければいけないものが増えることはありませんでした。
お見舞いができない
届け物という面では心配ないことがわかりましたが、お見舞いができないことの影響はある程度あるように思えます。
お見舞いは、会いに行く人が赤ちゃんを見て元気になることも重要ですが、出産を終えて疲れている奥さんをねぎらうことに意味があります。
奥さんは赤ちゃんと二人で過ごしているなかで、たくさんの初めてを経験するでしょう。
また、看護師さんからたくさんの説明を受けて頭がパンパンでしょう。
※長男出産の際には看護師さんからちんちんの剥き方の説明を受けるなど、話題が幅広かったです
テキストだけではなく電話を使って「なにか困っていることはないか?」ということはもちろん、「今日は赤ちゃんと過ごしてなにが起きたのか」「看護師さんからどんな説明を受けたのか」というような話しは毎日するようにしましょう。
忘れたくない話しをいったん吐き出すだけで疲労はぐんと減るはずです。
さて、出産予定日まであと2週間。
同時に、育休開始まであと2週間。
どきどき…
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