こんにちは。
第2子の出産を機に、1年間の育休に入る令パパです。
男性が育休を取得しようと思ったとき、どれくらいの期間を取得するべきか悩みますよね。
わたしの意見としては、育休制度を存分に活用して1年間をフルに取得することを強くおすすめします。
そこで、今回はなぜわたしが1年間の育休取得を決めたのか?
その理由を3つ紹介したいと思います。
さっそくですが、3つの理由はこちらです。
- 産後の妻の体力・精神面を支えたい
- 妻の職場復帰を支援したい
- 1年間は休職中でもお金を心配しなくてよい
これはあくまでもわたしの動機ですが、あなたの妻の勤務状況によって判断は異なりますよね。
ここではわたしの立場で話しを展開しますので、簡単な環境をご紹介しておきます。
- 妻は、わたしの扶養内で普段は業務委託契約で美容系の業務に従事
- 妻は、妊娠に伴い契約先の会社からは産前産後休暇・育児休暇を取得
※契約先の会社では雇用保険に入っておらず妻は育児休業給付金は受け取れない
※もし産休・育児休暇・育児休業の違いがあやふやな場合は、あとでこちらを読んでみてください
育休の取り方
育休の制度は、ピンポイントで数日取ったり長期間どっしり取ったりと様々なパターンに対応しています。
それはなぜかというと、育休を取得させることが目的なのではなく多種多様な家庭環境を支えるためにそれぞれのライフスタイルに沿ったライフデザインができるようにするための配慮が隠されているからです。
では、ここからは各家庭環境の要求を満たす様々な取得パターンを紹介したいと思います。
産後数日に取得し、家庭環境づくりをフォロー
妻が出産をしてから数日間は、【初体験】の連続です。
初オムツ、初母乳、初げっぷ、初寝かしつけ、初夜泣き、、、、
精神的な疲労が非常に大きい期間であるといえるでしょう。
「産後数日」の育休取得は、この【初体験】を夫婦で分かち合うことで、妻へ安心感を与えることができることが最大の特徴です。
「こんなやりかたであっているのかな…」
「なにか間違っていないかな…」
と不安な妻に対して
「ん~たぶんあっているんじゃないかな?」
という一見無責任な一言でも、
(わたしは間違っていないかもしれない…!)
という安心感を与えることができます。
全て
孤独感を払拭してあげることは夫にできる非常に重要な役割でしょう。
そして、出産から数日が過ぎるとそのセットが無尽蔵に繰り返され疲労が蓄積してくる肉体疲労の期間がやってきます。
もし第二子の出産のため精神的な負担が多少少なかったとしても、奥さまは第一子出産時の骨盤の歪みや腰痛といった肉体面の不安をサポートが必要かもしれません。
仕事の都合で短期間しか育休が取得できない場合は、
「産後すぐの精神的疲労」
もしくは
「産後数日経過後の肉体的疲労」
どちらかをサポートする取り方が理想的であると考えられます。
また、父親が数日育休を取得したのちにもう一度取りたいと思った場合は育休の再取得が可能ですので、様子をみつつ遠慮せずにと取得するとよいでしょう。
母と父で半年ずつ交代で育休を取得し、お互いのキャリアをフォロー
育休は必ずしも両親が揃って取る必要はありません。
母と父で半年ずつ、もしくは数カ月ずつ育休を取得することで、休職期間を分担することも可能です。
この場合は、母が先に育休を取得して交代で父が取得する流れとなるでしょう。
休職の手続は会社・役所など簡単なものではないため、母が産休期間を終えた流れでそのまま育休を取得することが一般的です。
母しかできないことの一つに「授乳」がありますが、こちらは完全母乳などの拘りがない限りあまり気にしなくてもよいかもしれません。
ミルクは出産直後から病院で飲みはじめますし、栄養学的にも最近のミルクは十分(もしかすると母乳以上)に赤ちゃんの成長を促してくれます。
とはいえ授乳は赤ちゃんの欲求としても強いものに感じるので、愛情の注ぎ方の形を考慮したうえで、母父どちらが先に育休を取得するかを話しあうのがよいでしょう。
あらゆる状態に対応できるよう初めから1年間取得
妻の精神的・肉体的不安を支えること、キャリアを支えることを両方実現する手段として「1年間」という育休の取り方が可能です。
また、なにより子育てにじっくり取り組むことのできる期間は会社員である場合は休職しない限りなかなか取れるものではないでしょう。
取得できない特別な理由がない限りは、この取り方が「家庭」として一番良いと考えています。
1年という長期間の育休を取得した理由
ここまでは、夫婦の育休取得パターンの紹介と各パターンのメリットを紹介しました。
ここからは、わたしが1年間という長期間の育休を取得した理由を3つ紹介したいと思います。
産後の妻の体力・精神面を支えたい
3年前に第一子が産まれた時期はわたしの仕事の繁忙期と重なってしまい終電近くに帰宅することが多くなってしまいました。
しかも、翌朝も早く出社するし、そのために夜は一人で別室で寝させてもらうし…
当然妻は精神的にも体力的にも疲れ果てているのですが、そのときにわたしはプライベートな時間においても、仕事の疲れを言い訳に育児への役割を十分に果てしていませんでした。
当時は恥ずかしながら「妻は育児・家事」「夫は金を稼ぐ」という役割分担の意識が潜在的にあり、妻の疲労から目をそらしていたのだと思います。
ところが、別の記事で現在の考えを紹介していますが、精神的な負担は時給換算できるようなものではなく、キレイに「役割分担」ができるはずがないものでした。
仕事は、対大人であり精神的な負担をコントロールできる世界です。
育児は、対乳幼児であり精神的な負担をコントロールできない世界です。
精神的な負担に対する対価は時給換算できません。まったくの別軸です。
この第一子の反省を踏まえて、今度こそは夫婦で精神的な負担も肉体的な負担もシェアする、力を合わせて負担を最小化することを目指したいし、それが家庭にとってあるべき姿であると今では思っています。
これが、最低でも産後半年は育休を取得したいと考えた理由です。
妻の職場復帰を支援したい
1年間の育休取得を決めた2つ目の理由は、妻の早期職場復帰を支援するためです。
妻は美容系の仕事で上級資格を取得して講師として独立していくことを目指しています。
しかし、休職期間が長くなるにつれて技術が衰えてしまうことは自明です。
そうであれば、妻の育休からの復帰を少しでも前倒しするためにわたしが育休を取得すれば良いと考えました。
わたしが育児を担当することで、妻は少しずつ現場へ復帰し、研修や勉強会にも積極的に参加できるようになるでしょう。
これが、産後半年経過後も育休を取得したいと考えた理由です。
1年間は休職中でもお金を心配しなくてよい
最後は、育休取得が現実的なものであるかを決める収入面の話しです。
いくら妻のサポートをしたい・子育てに携わりたいといっても、貯蓄が十分に無いわたしにとって、収入がなくなってしまったら家庭が保てません。
しかし、逆に言えば収入さえ保てれば取らない理由がありません。
振り返ってみると、わたしが男性が育休を取得できることを意識したのは国会議員の小泉進次郎さんの育休取得ニュースです。
その後に妻が第二子を妊娠し、「もしかしたら俺も育休て取れるのかな?」と漠然と思いついたことが始まりでした。
それから育休のことを調べはじめて「十分な貯金がなくても育休手当だけで生活できそうだな」と判断をしました。
わたしが調べてわかった育休手当の概要を以下の記事にまとめていますので、普段の手取り相当の額が保障される驚愕の育休手当について、ぜひご覧ください。
以上のとおり、育休を取得することで
妻の負担を極端に減らしてキャリアのサポートまでできるし
自分は育児にフルで携われるし
お金の心配もほぼないし
家庭全体の幸福度急上昇間違いなしです。
あなたも、ぜひ育休の取得を検討してみてはいかがでしょうか。
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